あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
2023年はたよなん設立2年目の年となります。引き続きどうぞよろしくお願い致します。
年末年始の休暇中に、RADWIMPS さんが2018年にリリースされた 「 正解 」 という曲を耳にする機会がありました。
もともとNHKで放送された 「 RADWIMPS 18祭 2018 」 という番組で制作された楽曲であり、多くの18歳世代が圧倒的熱量で歌う姿は YouTube でも見ることができます。卒業式で合唱曲として歌われることも多いこの曲、歌詞がこれから社会に出ていく子どもたちの本音を代弁しているようで心を打ちました。
先日、彼らと同じ世代である自分の子どもから高校を卒業してからの不安を打ち明けられたことがありました。また、友だちが悩んでいる姿を母親に話している姿も最近よく見かけます。
彼ら/彼女らは今生きている社会、これから出ていく社会が不透明で先が見えないことをなんとなく感じているのではないでしょうか。「 正解 」 の歌詞にこうあります。
あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか
出展 :『 正解 ( 18FES ver. ) 』 RADWIMPS より一部抜粋 ( 作詞・作曲 野田洋次郎 )
僕たちが知りたかったのは いつも正解などまだ銀河にもない
一番大切な君と 仲直りの仕方
大好きなあの子の 心の振り向かせ方
なに一つ見えない 僕らの未来だから
答えがすでにある 問いなんかに用などはない
あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか
僕たちが知りたかったのは いつも正解など大人も知らない
喜びが溢れて止まらない 夜の眠り方
悔しさで滲んだ 心の傷の治し方
傷ついた友の励まし方
学校で教わったことには 「 正解 」 があることばかり、でも自分たちの不安や悩みを消し去り前へ進めてくれる推進力となってくれるのはそういう問いではないのだという想いに多くの人が共感しているのだろうと感じました。
子どもたちが求めている問いに対する 「 正解 」 は答えがない問いであり、我々大人にも分からないものであるでしょう。だからこそ、その子どもたち一人一人の多様な 「 正解 」 を子どもたち自らがこれからの人生で見つけることができるよう、先んじて社会に出ている我々大人が成功も失敗も楽しみも苦しみも多様な経験として伝え、子どもたちが自分で考えるきっかけを提供していくこと、その想いを新たにした新年でした。