書籍紹介「FUTURE EDUCATION!」

書籍紹介

学校をイノベーションする14の教育論

ノーベル賞受賞者の野依良治さんやノンフィクション作家のブレイディみかこさん、現役の校長先生や教育学の大学教授に加え、AIを用いた教育改革を実践される方や教育系YouTuberまで、幅広い方々の教育論をまとめた1冊。

日野田直彦先生の言葉を借りれば「マインドセット」「スキル」、木村泰子先生の言葉を借りれば「見えない学力」というものをいかに育んでいくのか。

それぞれの先生がそれぞれの言葉で表現されていますが、ここではグローバルティーチャー賞のトップ10に入った実績のある高橋一也先生のお言葉をご紹介したいと思います。

『「知識」や「思考」を具体化して、それをみんなで共有し、学びの共同体をつくる』

子どもから大人になるということは、具体から抽象な世界へ入っていくことです。

抽象的な「知識」や「思考」を具体化して自己表現する。その自己表現から、また抽象的な感情や感覚を体得する。そして改めて具体化して自己表現をする。その繰り返しが成長へとつながっていくのだと思います。

「なりたい自分」という非常に抽象度の高い考えを具体的な言葉に変換し、より具体的な行動を通じて自己表現をする。

PBL(Project Based Learning)を通じて、そのような経験を一人でも多くの子どもたちに届けることができれば、きっと子どもたちと社会の未来は、より明るく楽しい未来になってくると信じています。

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